鉄の3分の1の重さで加工しやすいアルミ鋳物|The Material
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加工しやすい金属

アルミ

アルミニウムは鉄に比べると3分の1ほどの重さで、軟らかく融点も低いため、加工しやすいという特徴を持っています。融かしたアルミニウムを型に流し込んで成形したのがアルミ鋳物で、さまざまな工業製品に利用されています。

アルミ

製法による違い

アルミ鋳物は製法によって砂型鋳物・金型鋳物・ダイカストなどに分けることができます。砂型鋳物は珪砂や合成樹脂で作った型に融けたアルミを流し込むもので、精密さや強度の点ではやや劣りますが、コストが最も安いため試作品の制作に向いています。金型鋳物は強度に優れる反面、初期コストが高めなので大量生産品の製造に適しています。ダイカストは圧力をかけて金型に流し込む製法で、コストは最も高くなりますが精密さも強度も優れています。

アルミの優れた点

アルミニウムは加工しやすいだけでなく、鉄にはない色々なメリットを持っています。まず表面処理により腐食しにくくなり、耐候性の高い製品を作ることができます。軽いわりには強度が高く、低温でも脆くなりにくいという特徴があります。また非磁性体なので、磁力の影響を受けると困る部分の素材に用いられます。このほか熱や電気を通しやすいこと、リサイクルしやすいことなどのメリットがあり、アルミ鋳物は日常生活の中でも数多く見られます。

アルミ合金の種類

軽くても強度の必要な航空機の部品などには、銅を混ぜたアルミ鋳物が用いられます。アルミニウムにシリコンを混ぜると流動性が高くなり、鋳物を作りやすくなります。マグネシウムを混ぜたアルミ鋳物は耐食性も強度も高いという特徴があります。このように複数の素材を組み合わせて合金にすることで、性質のまったく異なるアルミ鋳物を作ることができます。製品の用途やコストに合わせて、最も適切な素材と製法を選ぶことが大切です。

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